模型log

沖縄での模型作りノート。人柱版。

コンプレッサーが届く。…が…

実家にあったコンプレッサーを送ってもらった。

学生時代に使っていたもので、卒業以来一度も箱を開けた記憶がないから結構なお久しぶり感。

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このコンプレッサーはエアテックス社の「APC001」という製品。現在でも同じ型番で販売されているが、現行のものはモデルチェンジされていて、これとは全然違う別物だ。

本体にはエアフィルターと圧力スイッチが接続されているが、レギュレータと圧力計は付属しておらず、写真左下に見えるレギュレータがセットになって売られていた。

ネットで調べたところ、この旧型のスペックは3.3kgf/cm(0.33Mpa)、騒音値53dBとある。現行機ではもうちょっと騒音が抑えられているようだ。

 

この53dBというのは、現在販売されているコンプレッサーと比べると平均的な数値であるが、当時は静粛性をうたっていた気がする。実際、初めて入手した時はその静かさに驚愕した記憶がある。

(というか、それまで長年愛用していたタミヤスプレーワークHGコンプレッサーが爆音だっただけなんだけど。あれには本当に苦労させられた…結構お世話になったはずなのに悪口しか出てこないが、それはまた別の機会に。)

 

で、時を経てのAPC001の使用感だが、確かにモーター音はそれほどうるさくない。が、思い出した…。こいつは振動が結構すごいのだ。たしか学生当時は100均に売ってる人工芝マットを何枚も重ねた上に置いて振動を吸収させていた。そうでもしないと床の振動で我慢できない低周波騒音となってしまう。ま、工夫次第だな。うまく振動を打ち消すことができれば夜間でも問題なく使えるから。

 

さて、騒音はそんな感じなのだが、動作確認を一通り済ませた上で問題が2つ。ひとつは当時のウレタンホースがボッロボロ。もう見事にぼろぼろ。ホースに軽く触るだけで儚く砕けていく…まあ仕方ない。長年放置しちゃってるんだからそりゃそうだわな…

もう一つの問題は、付属のエアフィルターの水抜きカップからのエア漏れ!これは最悪である。よくよく調べると、カップ下のドレン部分から漏れている。最近の水抜きのドレン部品は金属製のプッシュ式がほとんどだと思うのだが、この製品に付属しているものは樹脂(たぶんポリプロピレン)でできている。樹脂製のコックをひねって水を排出する機構で、購入当時から耐久性に不安を感じていたのだが、それが現実に…。

 

ホースは模型店から購入してくるとして、問題はこの水抜きをどうするか。最初はこのカップの部分だけ交換できないかと考えたが、当然ながらカップのサイズは規格で決められているわけではないので製品ごとに違う。同じものを探すのは非常に困難だ。いっそフィルターごと交換しようと思うが、近所のホームセンターで¥3000以上もする。ちょっと考え込む値段よねー…

 

で、色々と迷った結果、当面はエアが漏れている箇所をふさいで使用することに。調べてみると、エア漏れにはエポキシ接着剤が一番!という記事を見つけたので、早速ホムセンからコニシボンドの「クイック5」を買ってきて2液をまぜまぜ、エア漏れの箇所に塗りたくった。

接着剤が完全硬化した翌日、テスト開始。…で、あっさり失敗。ばりばり漏れてる。3kgのエア圧ってすげーなぁ…と感心するも原因は明白。クイック5のパッケージには「接着できないもの…ポリプロピレン…」とあるから…

 

もう一度ホムセンへ出撃していろいろ探してみたところ、これを発見。

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スコッチの「スーパー多用途プレミアゴールド」。

”何でも接着できる!”ってのが売りみたいで、他にポリプロピレンが接着できそうなものもなかったので、これを購入。

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このように、ドレンのコックを包むように塗りたくる。さらに下の排出口には、スーパー多用途をたっぷりつけたゴム栓をねじ込んだ。

結果は◎!すばらしいねー、スーパー多用途!

これでエア漏れは問題なし。まあ、水を排出するためにいちいちカップを外さなければならないのが難点だが、仕方ない。また、このようなその場しのぎが長持ちするとも思えない。近いうちに代わりのエアフィルター購入を検討せねばなるまい。模型を続けるつもりがあれば、だけども。